アミューザについて
社長挨拶
当社は2002年7月14日設立のアジア初の潜水艇メーカーです。深海探査、娯楽、水中作業用の3分野からの専門家が多数在籍し、有人潜水艇や無人潜水機の他、水中の特殊パーツや機器などの研究開発、製造を行うエキスパート集団です。
設計一つ取りましても単なる機械設計や造船設計に留まらず、深い経験に基づく耐圧の「構造設計」が必要になります。また自動車等の「走る曲がる止まる」に「上下する」を加えた3次元の運動制御が求められ、加えて10m深くなる毎に1気圧ずつ水圧が増し、深度100mでは手のひらサイズに1トンの重量が掛る為、この水圧に打ち勝つ構造と機密性が要求されます。
現在4機種の潜水艇を完成し販売しており、その内2機種が娯楽艇、他の2機種が深海探査艇です。どの潜水艇も世界初と言われる運動性能や独自のコンセプトを有しています。 .
現在、世界的にプライベート潜水艇の市場が形成されつつあるとは言え、宇宙開発が日進月歩で進み、大衆の目は往々にして宇宙に向きがちです。しかし、我々の住む地球の海洋には、未知なる大きな世界が存在しています。そしてその世界は未だ殆ど解明されていません。
潜水艇の開発は完全密閉と姿勢制御の技術で宇宙船と同等であり、宇宙と海中という全く異質の環境が、実は酷似していると言う一面もあるのです。つまり、全く相反する様に見える二つの事象が、技術的には共通点が少なく無い世界である、と言う不思議が存在するのです。
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それ故、我々は若い皆様に身近な海中にも興味を持って欲しいと思っています。海中は宇宙に負けないくらい夢のある世界です。この無限の未知なる領域を開拓し「潜水艇市場」という新たな分野を形成しながら、その成果や当社の技術とノウハウを後世に伝えてゆく事が、大きな使命であり責務であると我々は考えています。
会社概要
本社所在地 | 東京都調布市調布ヶ丘2-13-1 | |
製造工場 | 沖縄県糸満市西崎町5‐10‐7 | |
設立年月日 | 2002 年 7 月 24 日 | |
資本金 | 3億2,535万円 | |
目 的 | 潜水艇の研究開発・製造・販売 | |
代表取締役 | 宮川清貴 |
会社沿革
- 2002 年 7 月
- 次世代小型潜水艇の開発製造会社として、株式会社アミューザジャパンを設立。
- 2005 年 3 月
- 潜水艇の革新技術が認められ、「中小企業創造活動促進法」の認定を東京都から受ける。
- 2007 年 10 月
- 九州大学応用力学研究所の大型試験水槽で、初の有人潜水艇潜航試験を実施。また、その成功を受け長崎県平戸市にて最初の海洋試験を行う。
- 2008 年 7 月
- 沖縄県うるま市に潜水艇の専用工場を設立。
- 2008 年 10 月
- 経済産業省より府省所属研究機関として研究開発型企業の認定を受ける。
- 2009 年 5 月
- 糸満市造船地区に潜水艇工場を移転し、有人潜水艇のみならず、無人潜水機を含む多種の製品の開発製造を開始。
- 2010年2月
- UAEフジャイラ基地に招聘され30日以上に渡りP1の性能試験を実施した。
- 2012 年 12 月
- サウジアラビアに於ける潜水艇売買のジョイントベンチャーに関する本契約を締結。
- 2014年4月
- 東京大学生産技術研究所にて第53回海中海底工学フォーラムが開催され、代表の宮川がゲストスピーカーとして登壇した。
- 2016 年 10 月
- 深海サンゴ海洋資源採取用ROV(無人潜水機)を受注した。
- 2018年10月1日
- 東証一部上場の世界的企業とS1艇開発の共同事業契約を締結した。
- 2020年10月
- 世界初の全自動姿勢制御装置が完成。今後製造する全潜水艇に搭載予定。
- 2021年3月
- 3人乗り深海艇(C1-500 Compact)を受注した。
- 2021年4月
- 6人乗り深海艇(C1-500 Multi)を受注した。
- シンガポール、香港の上場企業に対し、総額4.5億円の第三者割当増資を行い、本格的に各種潜水艇の受注開発を開始した。
- 2021年7月
- 国際船級協会ABSとの入級の契約を締結した。今後弊社の国際船級はABSが主流になる予定。
- 2021年9月
- 米国に進出するため、米国子会社を設立した。
- 2022 年 10 月
- 王族、超富裕層、高名な企業化等で形成されたカタール・ドーハの経済グループQIGAから日本で初めての企業として加入要請が届く。